競馬育成シミュレーションゲーム「ダービーインパクト」にハマる

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スマホゲームで課金するなんてバカじゃないの?

スマホゲームに延々と時間とお金をつぎ込む人達を次々とバカ認定して来た私も、晴れて自らにバカ認定する日を迎えてしまいました。

ダービーインパクトにやられた

スーパーファミコンのダービースタリオンにハマって学生時代の一時期を廃人として過ごした過去を持つ身としては、手を出してはいけないゲームだったのかもしれません。

しかしエーチームさん。いいとこついてきます。
エーチームといえば、大ヒット麻雀ゲーム「雷神」の会社。麻雀、競馬とオヤジの心を掴みますなあ。そしてまた、ゲームの出来が悪くないのが困ります。

無料ゲームと銘打ってるし、無料でそこそこ遊べる

インストールすると、2歳馬が1頭与えられる他、ゲームを進めていくのに必要なポイントとかメダルとか、馬の餌とかが次々と提供されます。

ゲームを気持よく進めていくためにはDメダルというやつがどうしても必要になるのですが、初期段階ではこれが実に気前よくプレゼントされるわけです。何かアクションするたびに1枚くれる。「本当に当分無料で遊べるじゃん!」と高揚した気分になるまでに10分とかかりません。術中にはまるを体験。

さらに困ったことに、最初に与えられる2歳馬がそこそこ強い。
新馬戦には勝つわ、2歳重賞は勝つわ、クラッシックのトライアルでも少なくとも善戦するわの活躍です。オーナーブリーダーになって初年度でクラシックレースに愛馬を出せてしまうし、上位人気だし。

まるで、馬主になって最初の年にダービー馬ロジユニヴァースと巡りあった馬主さんの気分です。

結局、愛馬ウニイチバンは、スプリンターズS、天皇賞(秋)、有馬記念とG1を3勝して顕彰馬の栄誉に預かりました。まるで距離適性の幅がめちゃくちゃ広いロードカナロアといった風情です。ちなみにアグネスタキオン産駒。母系はノーザンダンサー系。

ウニイチバン 有馬記念制覇 有馬記念 着順

有馬記念の2着がワールドエースというのには違和感がありますが、現実の世界ではダービー1番人気でゴールドシップよりもはるかに評価の高かった馬だよなあ…と感傷に浸ってしまう。競馬のゲームって、こういう現実との情緒的なリンクがやばいのです。

これだけの馬を育てるのですから、最初に与えられたDメダルは使いまくりです。休養のための温泉(瞬時に疲労回復)、餌(ハチミツで一気に馬体重回復)を与えまくりのVIP待遇。

そして、エーチームはさらに追い打ちをかけてきます。

最初に提供されたSS級種牡馬サクラバクシンオーの種付け権利を使って生産した仔(牝馬)。我が愛馬2号が、これまた強い!新馬、新潟2歳Sを連勝して、一躍クラシック候補に!まるで、ハープスターのような存在。有力馬2頭を抱え、馬主としては金にいとめはつけていられません。

愛馬の活躍で獲得賞金は増え続けますが、賞金は牧場・厩舎の拡張のほかには、あまり使い道がありません。(ゲームを進めていくとブローカーが良血1歳馬を売り込みに来て、その購入には使えます)

ゲームのためにはDメダルが必要なのです。

まさかクラシック候補にハチミツを与えないわけにはいかない。披露のピークだけど温泉に入れば回復してレースに出せるんだ。アパパネに勝つぞ!

はい、Dメダル購入

はじめての課金が行われた瞬間です。

そして、その瞬間は次々と訪れるのでした…

しかし、結局、愛馬2号はG1を勝てず、SS級種牡馬よりも自分の好きな、種付け料が安めの種牡馬(ファスリエフ、スエプトオーヴァーボード、アグネスデジタルなど)を選び続けた結果、愛馬のほとんどがダート馬になるという展開。

G1を勝てずにモチベーションが下がった頃にブローカーからセクレタリアト産駒を購入したら、これが、南部杯、帝王賞、東京大賞典など交流G1を制覇する活躍。

この血を継がなくては!という使命感にかられ、さらにDメダルを購入するもG1級の馬は出現せず…。そりゃそうだ、日本でセクレタリアト産駒が活躍したなど聞いたことがない。。あーいた。ヒシマサル。微妙…

とまあ、こんなことをしていましたら1週間があっという間に過ぎ、起きてから寝るまで、暇さえあればスマホを手にする始末。大人として、人間として、無職としていかがなものかと。

そこで、アンインストール

交流重賞の勝利によって得た何十万人というファン(ファンにはどんな意味があるの?)、まだ残っていたDメダル、入厩を待っていたタイキシャトル産駒の2歳馬。これらのすべてを捨て去りました。

ゲームは怖いね。

片時もゲームの中の愛馬のことが頭から離れません。早く走らせたい、調教したい、調子はどうかな?と考えてしまいます。リクナビNEXTやマイナビを見る気など起きません。だって僕はオーナーブリーダーだもの。阿呆。

もっとハマれば見えてくるものもあるのかな?わからないけど。

「ダービーインパクト」は、どれだけ強い調教をしても馬が壊れることがないので、ダビスタみたいに悲しい思いをしなくて済むのが良くもあり、物足りなくもあり、と微妙なところです。

馬の能力を高めるための調教も、自分であれこれ考えるより、調教師のおすすめに従うのが効率が良いみたい。これも物足りないポイント。

ここで「一杯」に追ったら壊れちゃうかな?というさじ加減をしてみたり、屈腱炎や骨折から復帰した馬が重賞を制覇する喜びを感じられないのは少し残念な気もします。そんな気がしつつも、すっかりハマるのだから、やはり面白いゲームであることに疑いなしだな。困ったものだわ。

「ダービーインパクト」のダウンロードはこちら
http://goo.gl/20GWS2

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