Androidアプリ「マイファーム栽培キット」をレビュー
家庭菜園に役立つアプリを探し始めて3日目。
やっと信頼出来る情報が掲載されたアプリに出会うことができました。
それが「マイファーム栽培キット」です。
ダウンロードしたら早速起動してみましょう。
起動後の画面がかわいい..
かわいい画面をタップしましょう。初回のみ利用規約の同意を求める画面が出現します。ここは「同意します」でお願いします。
チュートリアル(使い方の説明)が始まります。
スワイプ(指で画面をスライド)で次のページに進むことができます。
音声案内がかわいくてうざいよ!
使い方説明の内容は以下の通りです。
- 栽培図鑑を見て、育てたい野菜を決めましょう。
- 栽培ノウハウでは、詳しい育て方や、準備に必要なものがわかります。
- 栽培計画では、スケジュールをチェックできます。
- 栽培日誌を使えば、栽培の過程を記録できます。
- 収穫。自分で育てた野菜はおいしいですよ。
- コミュニティでは、家庭菜園仲間と交流できるよ
- その他、ニュースレター、お楽しみコンテンツなどお楽しみいっぱいです。プレミアム会員には専用コンテンツや専用コミュニティに参加できるなどの特典がありますよ。
以上が使い方説明の概要です。尚、2回目以降はチュートリアルを表示しないように設定できますので、「チュートリアルを非表示にしますか?」というポップアップ(小窓)が出現したら「はい」を選んで、次回以降は表示させないようにしましょう。
それではアプリ内のコーナーを確認してまいりましょう。
栽培図鑑
掲載されている野菜は34品目。
実際の画面には34品目ありますが、よく見てみると重複があるようです。きちんと追加して追加して欲しい…。以下、一覧です。
- コマツナ
- サニーレタス
- シソ
- シュンギク
- チンゲンサイ
- トマト
- 葉ネギ
- コカブ
- ニンジン
- ゴーヤ
- インゲン
- ピーマン
- キュウリ
- オクラ
- ニンジン
- ラディッシュ
- エンドウ
- ミズナ
- ダイコン
- ナス
- ジャガイモ
- ハクサイ
- ホウレンソウ
- イチゴ
- トウモロコシ
- スイカ
- タマネギ
- ブロッコリー
- キャベツ
栽培時期が「今」の野菜には「今!」マークがついています。月の変化でこのマークがつくようにプログラムされているようですね。これは少し嬉しい機能かも。
栽培の難易度が星マークで表示されているのも良いですね。育てる野菜を選ぶ時に役立ちます。
それでは「今!」マークがついているサニーレタスを選んでみましょう。
ページは次の項目で構成されています。
作物情報
野菜の名称、種をまく時期、収穫時期、原産地、栄養の情報
栄養の情報には単純にどんな栄養素が含まれているかだけではなく、その栄養素にどのような働きがあるかまで書いてあって親切。
特徴
必要なもの、難易度、適正地域、栽培スペース、日照、水やり、病気、害虫、相性
この項目も必要な情報がコンパクトにまとめられていて好印象です。病気や虫の情報は楽しい野菜栽培のためにはぜひ知っておきたいものです。一緒に栽培する他の野菜との相性も大切なポイントですね。これを知らずに植えてしまうと、思った通りに成長せず悲しい思いをしてしまいます。
このような虫がでます。
サニーレタスにつきやすい虫が紹介されています。それぞれの虫についての情報はスペシャルコンテンツ、つまりプレミア会員だけが見られるようになっています。残念。
このような病気がでます。
こちらもスペシャルコンテンツ。でも、病気の名前がわかれば対策方法を調べる手段はほかにもありますからOK。
準備
栽培の準備というよりは、より詳しい説明といった感じです。「栽培のポイント」には注意点が書いてあって、栽培を始める前に知っておくと有用ですね。サニーレタスについては他の野菜との相性が書かれていますね。コンパニオン野菜って言うんだ~。
種まき
種まきの準備、種のまき方が詳しく説明されていますね。良好な発育に関わる土、種をまく間隔などは、必ず確認したい所。良い内容だと思います。
生長
追肥のタイミングが時期と生長の形態2つから説明されていてGOODです。へ~、キャベツと相性が良いんだ~。野菜の場合は生長という漢字がが正解なのですね。他の記事で「成長」って書いちゃった…。
追肥は野菜栽培では大きめなポイントですよね。我が家の菜園でも先日、大根に追肥をしました。意外にもすぐに効果があらわれるものです。もちろん天候、気温などの要素はありますが、肥料をあげたら葉のツヤはよいし、葉に勢いがあるし、生長の速度は上がったように思われるし、で、肥料の効果を目の当たりにしました。パクチーにもそろそろ追肥をしなければと強く思うようになっております。
収穫
収穫のタイミング、収穫の仕方の説明です。知らずに収穫すると、いきなり株の根元から切り取ってしまいそうですね。せっかく栽培するのですから、少しでもたくさん楽しみたいものです。収穫方法は初心者にとっては重要です。
関連商品
値段が記載されているということは、種を売っているのかな?と思ったら、やっぱりそうでした。個人的にはこういう便利さがとっても好き。通販ページを見てみましたら、種や苗の他にも農具とか土壌改良材など農業関係の商品を幅広く扱っているようです。
記録日誌とコミュニティ
栽培日誌を書いたり、コミュニティで他のユーザーと交流するためにはユーザー登録をしてログインする必要があります。これはちょっと面倒臭いので、今日の所はスルーします。家庭菜園コミュニティって盛り上がるのかな?ちょっと疑問。Facebookなどで代用できますし、オリジナルのコミュニティとかSNSって???なのですけど、ニックネームで参加できるのは魅力なのかな、やっぱり。
デベロッパー情報
アプリを発行しているのは、株式会社マイファーム。
関東、関西を中心に全国に80ヶ所の体験農園を持っていて、一般の方向けに農業体験の指導をしていたり、農業ビジネスの学校をやっていたり、農家体験のあっせん、休耕地活用の提案を行っている会社ですね。先に紹介した種、農具などの通販サイトの運営も行なっています。農業のプロが運営しているアプリなのですね。どうりで、栽培方法の説明が適切なわけです。
まとめ
ビジネスとして個人も相手にしている会社が運営する家庭菜園アプリだけあって、栽培方法に関する内容は満足のいくものです。園芸関係の本を読めばより詳しい情報は得られますが、必要最低限の情報を手軽に入手できるという意味では十分に機能を果たしていると思います。ダウンロードして損したーという気分にはなりません。
発行している会社としては、このアプリ「マイファーム栽培キット」を入り口に、アプリ内コミュニティに参加してもらい、そこから全国の体験ファームの利用促進や農業ビジネス講座「アグリイノベーション大学」などへの参加を促す狙いがあると思います。しかし、残念ながらその目論見はおそらく外れていると思いますけど。。
アプリからリアル事業への誘導って難しいんですよね。イベントと連動するようなコンテンツじゃないとほとんどうまくいかない。アプリ内コミュニティに参加して得られるものが明らかに素晴らしい!という期待を持たせてくれるならば話は別ですが、そうでもなさそう。
野菜の栽培辞典ポケット版としてのダウンロード、利用なら十分に満足ですよ。
→「マイファーム栽培キット」をGoogle Playでダウンロード
株式会社マイファームのFacebookページは結構面白いのでご覧ください。
https://www.facebook.com/myfarm.kyoto
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