小さな会社の採用面接なんですけどね..

雑記

中年にして就職活動真っ只中でございます。

数年前には雇われ社長の身で、人を採用する立場にあったのですが、今は逆の立場。仕事を求めてリクナビNEXTにアクセスし、ハローワークに通う日々。実はそんなにまじめに就活してないけどね。

「志望動機」なんて聞いてどうするの?

先日、就活を始めて最初の面接に行ってきました。なんか次の面接、健康診断の日程まで決められてしまって、このままじゃ採用されてしまう~と焦っている次第です。

次回訪問時には「志望動機」なるものを文書にして持っていかなければならないのだけど、志望動機なんか聞いてどうするの?というのが率直なところ。

「働きたい」だけじゃだめですか?

もしかしたら、そこに意欲やビジョンが表現されていて、合否の判断に有効なのかもしれないけど、「そんなもので本当にわかるかい?ホントに~?」というが正直な気持ち。

自分が採用する立場だった時、志望動機など一度も聞いたことがありません。1年半の間に100名以上の方に面接に来ていただいて、お話をさせていただいたけど一度もない。

もっとも、立ち上げたばかりで名も無き会社だったので、応募者の志望動機が「働いて給料をもらいたい」以外にはなかっただろうけど。

会社は、社員ひとりひとりが「なりたい自分になるため」に利用する場所

当時の私はそう考えていました。

志望動機のかわりに聞いたのは「この会社に入る、入らないに関係なく10年後にどうなっていたい?」ということ。または「将来、何をする人になっていたい?」という聞き方をしたかもしれません。

その質問に漠然としたものでも答えてくれれば、話は先に進められるのだけど、まったくノーアイデアな場合には、残念ながらそこで終了。

誰もが知っていて、できれば働いてみたいと考える会社でない限り、「この人の将来のために、うちの会社は具体的にどのような業務を与えることができるだろう?この人が望むキャリアパスを実現するために、うちの会社は役に立てるだろうか?」と考えてみたらいいのにね、と思います。その突き合わせをするのが面接だっていう認識です。

だから、応募者の望む将来像に会社が貢献できないと判断すれば、どんなに即戦力で、有能だと思われる方でも採用しなかったし、逆に職歴とか経験が十分でなくても採用に至った人も多かったのです。もちろんそれほど高度なスキルを要求する会社ではなかったという事情はあります。

「甘っちょろくて、あまあま。そんなんじゃ優秀な人材なんて採用できないぜ!」と思われるだろうなー、ということは理解しています。

でもね、こういう面接で採用した人たちって会社辞めないのよね。面接や内定後に十分に時間をかけて話しあうから、入社後にミスマッチが発生することがありません。長く働いて次第に部門のリーダーになったり、とにかくまじめに楽しそうに働いてくれる人が多い。多かった。そんな印象があります。

小さな会社の採用活動はこんな考え方、方法でいかがでしょう?
最初から好き好んで、あなたの会社で働きたい人なんていませんから。働いて給料を貰いたいだけの人たちに「志望動機は?」なんて聞いたところでどうしようもありません。むしろ、最初は給料を貰いたいと考えていただけの人たちに活き活きと働いてもらうには、、どうすれば良いのだろう?という視点を持ちましょうよ。

「意欲や忠誠心は社員に求めるのではなく、会社が創るもの」です。と夏野剛さんが講演で言ってました。

ところで今シーズン初めての黒星の後で田中将大投手がツイートしてました。

 

Twitter好きでんな~
それはともかく、ものすごくレベルが違う世界だけど、プロスポーツのチームはエゴの集合体。球団が忠誠心を創り出している時にチームは強く、そうでない時には弱いってことを目にしてるんだよね。去年のレッドソックスと今年のレッドソックス。最下位からワールドシリーズ制覇。

レッドソックス上原投手は…

 

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