「1万円起業」を読んでも良い人

会社勤めをすることは自分の貴重な時間を切り売りしていること。もう誰かのために働くのはやめにして、自由に自分のために働こう!大きな元手は必要ありません。小さく始めるマイクロ起業を今こそ!

魅力的です。現に今、会社勤めから離れ、無職状態の自分にとっても実に魅力的。できることなら自宅をベースにしてできる仕事を作って、必要十分のお金を稼ぎながら生活していきたい。
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そこで「1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法」

大雑把に言うと、1万円(低予算)で始められる小さなビジネスの立ち上げ方を実例もまじえて教えてくれる本。立ち上げた後の販売の仕方についても多くのページを割いています。

いろいろな書店でも売り上げランキング上位に入る人気本。お金をかけずにビジネスを始めたい方が多いことをうかがわせます。

率直な読後感

「よし、起業しよう!」と思う人と、「起業はあきらめよう..」と思う人に分かれるかもしれないな。

起業をしようと考える人なら、一つや二つのビジネスアイデアはお持ちのことと思います。それは趣味に起因しているかもしれないし、以前の仕事、持っている資格をベースにしたものなどいろいろでしょう。

自分で「これはいける!」と思うアイデアでも、現実には誰も必要としていない物やサービスである可能性があります。ビジネスである以上「お金を払ってでもほしい」ものを提供しなくては意味がありません。

そこの見極めはとても難しい。実際、大きな会社だってニーズを読み違えて全く売れない商品を時間もお金もかけて開発してしまうものです。ましてや一個人が「売れるもの」とそうでないものの見極めができるのかしら?

それに、サービスや商品をどうやって世間の人に知ってもらうの?宣伝するお金はないし..

などなど、起業したいという願望があっても、実現するためには乗り越えなければいけないたくさんの「どうやって・・・するの?」があります。

1万円起業」はそうした「どうやって?」にヒントを与えてくれる本と考えると良いです。答えは個別のケースによって異なりますから、この本で得たヒントをもとに自分なりの答えを探して実践できる人にとっては良書。そうでない人にとっては明確な答えをくれない中途半端な本(サブタイトルの「片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法」は嘘じゃん!)ということになります。

 

まずはやってみよう!に賛成

少しネタバレになってしまって恐縮なのですが、本の中で一貫して発せられる「行動しないことには始まらない」というメッセージには賛成、共感です。

「なにを売る?」を決めたり、「それは売れる?」を見極めたりする方法はもちろん、「どうやって売る?」の部分で書かれていることは、正直言って難易度高いです。読んで「理屈はわかる」という方は多いでしょう。でも「で、どうやったらいいの?」というモヤモヤは残ります。残ってます。

多分、実際にやってみないと、このモヤモヤは解消しない。だから、まずはやってみなくては!なのです。

やってみたら、失敗するかもしれない。
だから低予算で始められるマイクロ起業なのです。失敗してもダメージの少ない小さなビジネスがいいよね。

このお考えに賛同できる方は是非ご一読ください。
きっと十分なヒントをもらえると確信します。

「で、お前は動いとるん?」

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